今回、軽便祭記念エッチング板のアルモデルさん設計製造の仁別林鉄の加藤5トン機(カナ書きカトウ)に牽かせようと個人的に欲しかったので、HOナローの大宮富士工業の青森仕様のモノコック運材台車を製作いたしました。作った目的は個人的に欲しかっただけですが、現状プラキットでは木曽の岩崎製運材台車と木曽仕様の木製台車しか出回っておらず、また金属製品も非常に品薄で、青森営林局と秋田営林局の森林鉄道を再現するのに非常に難易度が高いことと、本サークルで初の一般頒布製品として試験的に販売することとしました。 C99 12/31金曜日東地区 “ノ “ 13b 「寝そべり旅行倶楽部」さんにて 委託販売させてもらいます。以下完成品画像となります。軽便祭記念品向けに仁別の林鉄用か真室川温泉の保存運転の再現に作った本品ですが、もともとは青森局式の車両をもとにしているので、秋田の林鉄以外にも、津軽、三八上北、下北の森林鉄道を再現したい方も是非お求めください。

プロトタイプは青森森林博物館、金木民俗資料館、真室川温泉梅里園の保存車です。富士重工のモノコック台車はいろいろなところで保存されており、いくつかタイプがありますが、今回制作したものは上記施設に保存されている台車側面にリベットがないタイプとなります。寸法は模型化や市販パーツを使う関係で若干デフォルメや変更はしていますが、だいたいは青森森林博物館に展示されていた形式図に従っています(企画展の展示品で権利関係が不明なので、ここには載せられません)。


こちらは青森森林博物館の保存車です。博物館は東北森林管理局が関わっており、青森森林組合連合会が管理していて創設者や運営元が林鉄の運行にかかわりが深い団体なので、塗色は現役当時に近いか、屋内保存なのでそのままだと思うので、模型を塗装する際は参考になると思います。私はGMの伊豆急ハワイアンブルーを使ってみたら、結構近い色が出ました(コミケ展示車もこの色です)。木曽ではあまり見ない色なので、新鮮ですね。

こちらは金木民俗資料館の保存車です。手前の車両は火事で焼失した客車のもので、運材に使用されたものとは仕様が異なります。側面はリベット付きで、ブレーキポストがあり、エアブレーキがない以外は木曽で使用されていたものと全く同じなので、客車用だけ木曽から転属したか、木曽仕様のものを発注かメーカーの余剰在庫を買ったのではないでしょうか。今回模型化したのは見難い写真ですが、奥の材木が載っているものになります。

こちらは真室川町営の温泉旅館の真室川温泉梅里園に動態保存されている車両です。軽便祭記念板の仁別の加藤5トン機関車が走っている場所でもあります。木曽からやってきたと言われていますが、木曽では存在しないはずの仕様なので謎が多い車両です。写真は載せていませんが客車の方も、一見木曽仕様ですが、金木民俗資料館の客車と同じタイプなので、青森で使われていたものがここの車両がかつて保存されていた林野庁の秋田森林博物館に収蔵された際に、展示品が全国から集まっているのでおそらく車両の来歴についての資料の混乱が生じたのではないでしょうか?
津軽と三八上北、下北の林鉄については編成や当時の運用の様子はこちらの青森放送の番組が参考になると思います(本製品取説の編成例もこの動画を少し参考にしてますw)。車両以外もレイアウトとかジオラマの参考にもなるかもですね。青森の機関車はいくつか市販されていますが、入手できない場合は(おそらく私が調べた限り品薄と思いますが…(-_-;))動画に登場した酒井製の機関車を見る限り木曽のものと同タイプのものばかりなので、最悪木曽の酒井を青く塗ってナンバープレート装着だけでも再現できそうです(ない車両も写っているのでそれがねらい目かもしれませんね)。
最後に、今回の製品の頒布情報ですが、今回はわかりにくくて申し訳ありませんが、頒布が試験的意味合いが強く人員確保できないので、サークル出展ではなく委託販売としています。
C99 12/31金曜日東地区 “ノ “ 13b 「寝そべり旅行倶楽部」さんにて12セット委託販売しております。興味ある方はぜひお求めください(試験販売のため8両フル編成3本分と予備少々しかありません。津軽森林鉄道揃えたい方は在庫ない可能性があることご了承ください)。頒布価格は1セット500円となります。試験販売の状況によっては、売れ残り在庫か新規生産で後ほどBoothやDMM等での本販売も検討中です。

今回のパッケージイラストです。
模型の完成に必要な別売り品等もありますので、以下製品取説も掲載しておきます。


